ふふっふふ。

僕は今これを自慢したくてしょうがない。

たぶんこれ知ってる人が僕の身近にもいるんじゃないかと思うんです。
ふふふ。買ってしまった。



日本剃刀。金物屋は菊一文字。

後鳥羽上皇の召した名工、則宗以来の菊一文字一派は、明治時代になると廃刀令で仕事にあぶれて金物屋になったのですが、今では非常に幅広く菊一文字の名を冠して刃物を作ってます。包丁から鉈、爪切りまで。
で、この剃刀を鍛えたのは「つらゆき」で名高い（所ジョージの番組のおかげで過労引退した）市原清隆氏、なんだそうです。そうらしいという話だけなので本当かどうか知らんけど。

ちょっと試してから研ぎなおしたんだが、これは恐ろしい切れ味です。
かすめただけで切れます。どの位切れるかというと、寝かせて肌を撫でると角質が取れるくらい。

和剃刀とも呼ぶよね。


使いこなせば肌にも優しそう。使い方は手探り。わかったことを細々解説。
ということで日本剃刀の使い方。


寝かせてまっすぐ撫でるように動かす限りにおいては怪我をすることはないようです。鋸のようにギコギコすると剃り残しの処理は出来ますが慣れるまで相当慎重になった方がいいような。そういうのが気になる人は専用の機器をヤマダ電機で買いましょう。

なんだろう、刃先が当たる面に対しては水平になっていないと危険です。切れます。
接線って言ったら伝わるかな？　あの感じで当てるようにしないと駄目。


刃を斜めにしてまっすぐ動かす、というのは大丈夫かと思われ。
がしかし、斜めにして引くと無意識に刃が横移動してしまうことがあるのでちょっと危険ではあります。もっとも、剃刀を寝かせて使っている分には怪我の可能性はほぼ無いのだが。

ていうか剃刀をまっすぐに持って横に動かせば、それだけで毛は剃れるんですけどね。


問題は当てる角度で、「寝かせて」と言っても、実際にピッタリ0度に寝かせ使うと痛い目をみます（体験談）

というのは、腕のように平らかでまっすぐなところはペタリ寝かせても大丈夫なのだけれど、顔のように凹凸激しいところではかえって危険なのですね。
刃を30度くらい起こして、顔を撫でるようにした方が良いようです。そうすると、顎のところや頬なども案外気にせずに剃ることができました。

で、腕やら足やらで試してみるとわかります。
多少刃を起こして剃った方が楽に軽く動きます。といっても、0度になったら即肌がやられるという訳でもないので、気にしすぎることはないです。起こしすぎると危ないだけでなくて毛が剃れなくなるからあれだけど。



必要に応じで逆手で反対側から撫でるようにするとすっかり毛が無くなるのが面白くて仕方がない。
あ、もちろん水で入念に濡らして剃るんですよ。水じゃなくて、何でもいいけど。

剃り残しに拘泥していると肌が負けてしまいます。
あと、でこぼこの所を剃るときには、刃が凸二か所にあたって宙に浮かないように、当てる方向に注意。基本的に当てる部分は一か所、というか一直線だけにした方が無難です。作用点が2つ以上あると皮膚がよれて、痛い目をみる可能性が出てきますので。


お手入れ等はググれ。



まとめたサイトもブログもないのでまとめてみた。買う前にちょっと気になるところだよな。

誰の役にも立たないことでしょう。
とにかく言いたいことはこいつはすげえ。

日本始まったな。（職人さんの引退は悲しいけれど



要は手入れが大変だということ。あとは絶対数と値段。
興味がある人がいれば言ってください。自慢しますから。