よく考えると

なんでこんなに暇かと思ったら、ブログ書いてなかったね。

もう寝る、という段になってこれだ。
とりあえず秘蔵シーバス12年をいただく。秘蔵っていうからには18年だろ、などと期待した方はごめんなさい。

ウィスキーを語るには余白が狭すぎる、ということにしておこう。


酒は細々調べたり、飲み比べたりして悦に入るものです。
僕の場合にはね。

コールかけてアルコールが摂取できれば良いという猿人類は僕の行く店に出現しなくていいよ＾＾
これは再三言い続けているような気がするが。


だって、アルコールは人の思考を制限するものでしょう。
その世界に思考を持ち込むことに僕などはヨロコビを感ずる訳です。

酒飲んで語り上戸なんてうるさいだけでしょうけど、本人的にはそれが楽しいのであって。

まぁどう考えるかですねぇ。思考能力の低下という観点を持ち込むか否かは大いに違いの生ずる論点かと。
例えば味わいだけを追求してお酒と食事を楽しむ人には、あまりそういう観念は馴染まない。


食前酒はしかし、良い術ですよね。
不幸にして知の力を持たぬ僕は、最初に頼む酒はスプモーニと決めています。さすがに冬真っ盛りに頼むのは気が引けることもあるけれど、このくらい春めいてくれば何も臆するところはありません。

僕と酒を飲んだ人なら間違いなく見たことがあると思うよ。
カンパリの赤が映えた綺麗なカクテルです。味は単純に言ってジュースで酒を割っただけなので単純ですが、その分繊細でもあると思う訳で。

作ってくれる人によって全然味が変わるんだなーと、同じ酒ばかり注文し続けて実感しました。
一番よかったのはマスター一人の渋谷のバーかなぁ。新橋の店はバーテンさん次第で面白くもあるが。

冬場はだから、ちょっと最初に頼む酒で難儀した。
だって、スプモーニはあの色だけでも十分華やかなのに、店によっては南洋的な仕上げにしてくれることもあるので、やはり雪舞い散る東京には馴染まないのですよ。


僕がレシピ調べて自作した中では、オールドパル(Old Pal)なんか美味しいし、是非プロの調合を味わいたいと思い続けているけれども、オールドパー(Old Parr)と間違われるのが嫌で一度も頼んだことがありません。
ていうか材料のドライベルモットが手に入らない。誰か探してもらえまいか。

ライウィスキーはワイルドターキーがあるし、カンパリも甘口のチンザノなどが比較的手に入るのだけれど、何故やらベルモットはドライが手に入らない不思議。


ビターズなどもあれば便利だろうが見かけない。
ドライは本当に無いと困るんだけどね。マティーニが出来ないとか致命傷にもほどがある。

こないだプロにお願いしたマティーニはさすがに美味かった。
あまりドライではなく、というだけの注文で、あれ程まで上手に作ってくれるとはね。


酒と旋盤扱える人は尊敬してる。



さて。早く寝ろという話になってきています。明日は出かけねばならないのでな。
早起きしなければ御破談。タダ飯ｳﾏｰしてくるためにすぐ寝ます。